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まちの文化財(12) 禁裏塚古墳

まちの文化財(12) 禁裏塚古墳

禁裡塚古墳


横穴式石室内部(養父小6年生)



養父地域の大薮集落には禁裡塚(きんりつか)古墳があります。南北35m、高さ9mの円墳で、6世紀後半に築かれたものです。昭和61年3月、兵庫県指定文化財になりました。
大薮古墳群の見学に八鹿小学校6年生、43名が訪れました。「但馬で最も大きな古墳は、どこにありますか」という質問がありました。実は答えは二つあります。
第1は、朝来市和山町にある池田古墳という前方後円墳です。全長が128mもあります。5世紀の日本海地域では最大の墳丘です。
第2は、養父市大薮にある禁裡塚古墳です。古墳の中に作られた横穴式石室(よこあなしきせきしつ)が但馬最大の規模なのです。
人を埋葬するために石を積んで作った部屋を横穴式石室と呼びます。石室の全長は13.9mです。通路を入った奥に玄室(げんしつ)という部屋があります。玄室は奥壁幅2.8m、高さ3.6m、長さは5.9mもあります。玄室の体積や平面積も但馬最大です。
1400年以上も昔の古墳時代に人力だけで作られた禁裡塚古墳が、現在も崩れずに保存されています。
見学に訪れた養父小学校6年生25名が石室の中で記念写真を撮りました。「大きくて涼しいなぁ、広いなぁ」という声が聞こえました。
この禁裡塚古墳を契機として、塚山古墳・西の岡古墳・コウモリ塚古墳といった大形古墳が次々と作られました。大薮古墳群は、但馬の飛鳥だという人もいます。
但馬最大の政治権力が、6世紀に朝来市から養父市に移った証拠だという学説もあります。禁裡塚古墳は但馬古代史のシンボルの一つです。

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