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まちの文化財(10) 樽見の大ザクラ

まちの文化財(10) 樽見の大ザクラ

樽見の大ザクラ


樽見の大ザクラ



口大屋小学校は平成17年4月7日、8名の新入生を迎えました。「けじめの山の大ざくら、朝日ににおう花のごと」という校歌が歌われました。1年後に統合をむかえることから最後の入学式になります。
けじめの山の大桜とは、大屋町樽見にあるエドヒガンザクラのことです。推定樹齢は千年で、昭和26年に国指定文化財、天然記念物になりました。幹廻りは6.3m、樹高は13.8mです。幹には樹皮のコブが入り組んで老木の風格を示しています。
養父市教育委員会では、平成15・16年の2年間で2千万円をかけて大桜の保存修理を進めています。
昨年の台風で、地上から4m上の幹に、大きな亀裂が入りました。残念ながら衰えは確実に進んでいます。すでに平成10年に枯死寸前と言われました。そこで土壌改良と不定根を育成する治療を進めています。
高さ5mもある幹から栄養を求めてヒゲ根が出てきます。これが不定根です。しかし夏には枯れます。この根に水をやりながら地面までのばして、新しい幹として栄養を補給させるものです。不定根5本が地面に到達し、直径25cmにもなりました。花の量は昭和60年より多くなりました。
出石藩の儒学者である桜井舟山は、文政6年(1822)3月にこの大桜を見学して、「仙櫻」と命名しました。我が国に2つとない銘木で、花は鮮やかで積雪のようだと詠みました。今から180年も昔のことです。仙人の国にあるような気品にみちた大桜は、台風で傷つきながらも、今年も立派な花を咲かせています。

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