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まちの文化財(159) 養父市の狛犬

まちの文化財(159) 養父市の狛犬


大久保神社の子連れ狛犬


玉水神社の狛犬

神社の参道には石製の狛犬が並んでいます。狛犬の多くは獅子の姿をした霊獣です。口を開けた阿形(あぎよう)と閉じた吽形(うんぎょう)があります。これを参道狛犬と呼びます。狛犬は日本で独自に発達や変化しもので、時代や地域によって形状が異なっています。
養父市では江戸時代後期、一部の神社の本殿に木製や石製の小形の狛犬が出現します。中には、中井権次による木製狛犬もあります。さらに江戸時代末期、石製の狛犬が屋外に置かれ始めます。
玉見の玉水神社の狛犬は高さ55cmの小形で、文久2年(1862)の製作、大屋の蛇紋岩製です。顔の周辺は巻き毛の少ない、角張った古い容姿です。境内に置かれた狛犬では市内で最古級の貴重なものです。
明治時代後期になると石製の狛犬が大型化し、台座に座った姿で、顔の周辺の巻き毛は豊かで豪華に飾るようになります。関宮の関神社にある参道狛犬は明治39年関宮製糸合資会社による奉納です。
市内には珍しい子連れの狛犬があります。親子の狛犬をモチーフにしています。親の前足の間で小さな狛犬が遊ぶ姿です。大久保の大久保神社、別宮の八幡神社、葛畑の荒御霊(あらみたま)神社、建屋の楯縫(たてぬい)神社、若杉の三柱神社、青山の大蔵神社等にあります。大久保は大正14年に日露戦争凱旋記念として奉納、別宮は昭和8年、葛畑は昭和9年の建立です。
狛犬はもともと平安時代に始まります。向かって右に角のない口を開いた獅子、左に角のある口を閉じた狛犬が並びます。現在では左右とも角のない獅子の姿が一般的です。養父市では、大正から昭和時代にかけて参道狛犬が奉納によって増加するため、江戸から明治時代前期の狛犬は少数です。

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